《 お骨は単なるお骨ではありません》
ー 納骨堂の意義 ー
砂漠に悪気熱風あり/遭えばたちまちにし死して/全うするものなし/上に飛ぶ鳥なく/下に獣なし/ただ死者の白骨をもって/標識となすのみ/(法顕『仏国記』より)
これは、砂漠で行き先に不安を抱く法顕法師が、何の目印もない中で、インドを目指しながら倒れた先人の白骨が、私の進路を教えてくれた、とお骨に合掌した言葉であります。
私たちは、必ず人の死に出会い、お骨を目の当たりにいたします。
しかしともすると、大切なひとのお骨を、愚痴まみれ・涙まみれにしていないでしょうか。
亡き人は「私のお骨ばかりを見ていてはダメですよ。私のお骨の指差す方に目を向けて下さい。」と、亡き人をどう受け止めていいのか、お骨にどう向き合えばいいのか、と深い悲しみの中で右往左往している私たちを“仏道”へと導いて下さっているのです。
阿弥陀如来を目に見て、お経を耳に聞いて、数珠を手にする身こ
そ“仏道”への第一歩であります。
毎日勤行の声の聞こえる別院(仏道)の境内に建つ「納骨堂」は、
単に丘陵に立つお墓より“仏道”に相応しいお墓です。
また、降雪が多く長い旭川で、風雪の心配もなく年中いつでもお参りができ、亡き人と共に“仏道”を歩むことが出来るのが、旭川別院「納骨堂」です。
納骨堂の施設ご案内
納骨堂
納骨堂永代納骨内規要旨
(崇敬管理の方法・期間)● 使用者又は使用者が指定するものがご命終後、33回忌に相当する32年間は現状の納骨壇に安置し、その後は別院の合葬堂にご遺骨を収蔵し、崇敬を継続する。
● 合葬堂に収蔵した遺骨は返還しない。
● 永代納骨扱いの開始時期は、使用者又は使用者が指定する者のうち、後にご命終の方のご命日から起算する。
● 納骨壇は32年を経過した時、別院に無償にて返還されるものとする。
● 開始時期までは、毎年管理費を納入するものとする。
前5項の定めにかかわらず、申し込み時をもって開始時期とする者は、その後の納骨管理費の納入は免除する。
(申込・永代納骨志)● 永代納骨志は金30万円とする。