〜本堂等の改修に当たって〜
この度、旭川別院宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌記念事業としまして、本堂等の改修を計画しております。旭川別院は、1920年(大正9年)に本堂・大門が完成してから今日まで約90年間、道北寺院の中心であり、ご門徒の念仏道場として私たちを支え続けてくれました。1948年(昭和23年)には鐘楼堂が再建され、ようやく寺院本来の姿が完成しました。
しかし、長い間支えてくれた本堂が、今、悲鳴をあげているというのです。雨漏りによって漆・金箔が剥がれてきており、床は所々抜けています。本堂・大門・鐘楼堂の屋根は、鳥によって荒らされています。これまでは、今まで旭川別院を支えてくれた先輩の想いまでも壊してしまうのではないでしょうか。修復していかなければならない場所として、本堂・大門・鐘楼堂・水場があります。
これから皆様に、随時建物の状況等を報告していきたいと考えています。
ー「別院しらべ隊 調査報告書1から引用」ー
調査報告書No.1 大門の謎!
・真宗大谷派旭川別院宗祖親鸞聖人750回御遠忌記念事業
〜本堂等の改修に当たって〜
・大門とは?
ー どのような意味(願い・はたらき)があるでしょうか。
・大門の謎 ー 年代にズレがあるのはおかしいぞ?
調査報告書No.2 匠の仕事
・宮大工 花輪 喜久蔵
ー 旭川別院本堂・大門・広間・庫裏を手がけた気仙大工回の巨匠
・大正9年建築当時の建設正面図
・建設当初の図案と現在の大門との違い
調査報告書No.3 大門の現状
・花輪喜久蔵の苦労話
ー 彼が気仙大工界の巨匠になるまでには、多くの苦労があった…
・今の大門の現状(写)
・各別院の大門 ー 北海道の別院の六ケ寺を比較
調査報告書No.4 これが別院の大門だ!
・旭川別院大門の私的考察
ー 「ここまできて一つの疑問が生まれました。それは、大門の塀の… 」
調査報告書No.5 先人達が残した物
・受け継がれる意志
ー 本堂にはどのような意味(願い・はたらき)があるのでしょう
・別院の棟札発見
・現世利益和讃
ー 『南無阿弥陀仏をとなうれば 梵王帝釈帰敬す… 』
調査報告書No.7 声を聞く
・声を聞かせていただいています。
・旭川別院本堂仏具寄進(大正9年)No.1
調査報告書No.8 新たなる想いを胸に
・記念事業の準備始まる 改修委員会の流れ及び決定事項
・本堂等の改修にあったって
旭川別院本堂等改修員会専門委員 主査 塚本 信樹
・本誌に毎回登場している噂の彼について
・別院しらべ隊 自己紹介
・本堂への想い 旭川別院本堂等改修委員会専門委員 水内 三郎
・旭川別院本堂仏具寄進(大正9年)No.2
調査報告書No.9 頭上注意!
・真宗大谷派 旭川別院 諸堂伽藍改修事業にあたり
株式会社司設計事務所 管理建築士 前田 貴志
・天井と屋根は今… 改修過程報告(写)
・ちょうさん予備校
調査報告書No.10 形となる願い
・「別院しらべ隊」によせて
旭川別院本堂等改修委員会 委員長 大谷 博
・ 旭川別院御遷佛法要 法要の意味
・ちょうさん予備校
ー 今回はクロスワードだよ!
調査報告書No.11 新たな集いの場へ
・改修に向けて
旭川別院本堂等改修委員会 門徒募財務委員 高田五郎
・ 旭川別院遷佛法要の様子(写)
調査報告書No.12 伝承されし想い
・所 感 旭川別院輪番 澤田秀丸
・ 「旭川別院本堂等改修工事」に寄せて
新十津川町樹教寺 住職 浅野俊道
・横井恵雄のぶら~り訪問!
・御本堂の改修工事過程(写)
・《鐘樓堂》について
調査報告書No.13 新たなる一歩
・参拝者として…
・《手水舍》について
調査報告書No.14 建ち上がれ
・工事の開始「起工式」
ー 神事での起工式・真宗の起工式・本山の起工式
調査報告書No.15 超えていくもの
・ 呼・応
・ 改修工事進行状況(写)
調査報告書No.16 剥がされて・覗かれて…
・ 工事現場報告
・ 大門大棟鬼板の制作過程
調査報告書No.17 変わらないものもあるんだ!
・ 粗勘古今 「旭川別院百年史」から
ー 宗祖聖人650回御遠忌法要の様子
・ お嬢様の交友録
調査報告書No.18 想いは形に
・ 気仙宮大工の想い パート1
・ 伝わる歴史
「旭川別院の歴史を知るモノが遠く京都からやって来た」
調査報告書No.19 一歩一歩確実に
・ 気仙宮大工の想い パート2
・ 本堂改修工事の様子(写)
調査報告書No.20 響き合ういのち
・ 気仙宮大工の想い パート3
・【正覚大音響流十方】
ー お寺の鐘を鳴らすということは…
調査報告書No.21 お久しぶりです
・改修事業の様子
・「雪」という凶器 ー 鐘樓堂の一部崩壊
・新列座のご紹介
調査報告書 No.22 歩みだす力
・「北海道の歴史 (明治以前の巻)」
・江戸末期〜明治初期①
・新キャラ登場 ー プロフィール
調査報告書 No.23 足跡を見ていこう
・江戸末期〜明治初期 ②
ー 明治2年6月5日東本願寺は…
・『高橋日記』ー 棟梁との会話
調査報告書 No.24 新しい足跡をつけていく
・江戸末期〜明治初期 ③
ー 明治3年2月10日早朝、現如上人は…
・ 僮木が新しくなりました。(写入り)
調査報告書 No.25 びふぉーあふたー
・江戸末期〜明治初期 ④
ー 明治3年5月25日羽前国尾花沢念通寺を出発する現如上人…
・ 本堂等の改修前と改修後(写入り)
調査報告書 No.26 身を粉にしても報ずべし
・「現如上人一行の足跡」出発〜青森
・江戸末期〜明治初期 ⑤
ー 明治3年6月7日広誓寺に移って北海道上…
・ 本堂内部の修理過程
調査報告書 No.27 全ては繋がっているんです
・新しい年・新しい朝
・江戸末期〜明治初期 ⑥
ー 明治3年6月下旬
青森〜函館間の定期船は通っていなかった…
調査報告書 No.28 僕たちは歩みを止めません
・「調査報告 最終回」
・東本願寺による新道切開
別院しらべ隊 号外!!
修復現場にて事件発生!! 6月27日午後2時過ぎだったと思います。私は郵便押すとに封書を出し、別院に帰るところでした…